私には、忘れられない友達がいる。
この話は、誰も信じないだろうし、
家族にしか、話してこなかった。
友達が二十歳で亡くなって、
３０年以上いつも、亡くなった友達に、
寝る前に感謝したり、見守っててねと、
生きていく中で、心の拠り所してきた。
私は勇気や、元気、誰にも話せない事も、
聞いてもらえたから、これまで、
何とか生きてこれた。
そう、心から思える。
母が亡くなってから、
虚無感に襲われる時がある。
そんな時、やっぱり友達の事が、
支えになってて、お母さんにも、
きっと繋がってて、
見守ってくれてるんじゃと、思える。
私と同じように、亡くなった事を、
受け止めきれない人にも、
拠り所になればと思ってます。
友達に、ここで話すこと
30年以上、毎年できる限り命日に、
お墓参りして来たことに、
甘えさせて貰って、
どうか、
許して貰えると嬉しいです。
友達は、
二十歳の成人式の前に亡くなっだけど、
今も、反対のホームにいる友達に、
またねーって手を振って、
笑いあって、別れた最後に見た、
可愛い笑顔が、忘れられない。
私は、
一度も同じクラスにもならなかったけど、
高校に入ってから、なぜか、
帰り道毎日一緒に帰るようになって、
4人グループで、
ほとんど行かなくていい部活に
一緒に入った。私以外の３人は、
家が近く、友達のお母さんとも、
顔見知りだった。
私は、友達が亡くなってから、
受け止めきれず、ただ、朝と、晩に、
家にあった神棚に、
友達が、安らかにと、見守っててねと、
毎日2回、手を合わせて、過ごしていた。
友達が亡くなってから、
友達と仲良かった人の所に、
不思議な事が、
起きていると、きっと、
その友達が
会いに来てるんじゃないかなって、
4人グループの1人が、
話した。
そして、その友達は、
友達の好きだった歌を、
聞いていたら、
その曲が、
何度も何度も繰り返しかかった。
もう1人の友達は、地震でもないのに、
その友達の部屋だけ、揺れたらしい。
私以外の2人のとこにも、来てて、
びっくりした。
やっぱり、
私は2人に比べて小さい頃から、
仲良かったわけじゃないから、
仕方ないよねって、それに、
私、怖がりだし、
来ても気づかない所あるから、
友達に、ごめんねって、毎日、
手を合わせて過ごしてた。
亡くなった友達の家に、
３人で行く事になって、
私は初めて友達のお母さんに会った。
玄関で、友達に似たお母さんが、
私の顔見るなり、私の名前を呼んだ。
まんまるさんだよね。
おばさん初めて会うよね。
実は、あの子が夢に出て来て、
苗字で、あだ名で、
呼び捨てにしてたでしょ。
エクボが可愛い子だよって、
紹介してくれたのよ。みんなで、
ワイワイ夢で、話したのよ。
って、私に、
友達にそっくりな笑顔で話してくれた。
私は、友達と顔見合わせ、
鳥肌たった事は、覚えてる。
ものすごく嬉しかったからか、
日記にその事を、書き残してた。
私はその日から、やっぱり、
繋がってるのかもしれないと思って、
毎日、手を合わせた。
忘れた時は、気がついた時、
30年以上、そうして、
友達に話しかけながら、過ごしてきた。
今も、本当にあった事なのか、
夢なのかも、と思う事もあって、
そしたら、私が二十歳の時に、
書いてあった日記を、見つけて、
読んで、ほっとして。
また、手を合わせて、
感謝して過ごしている。
最近、もう、友達は、可愛いし、
ひょっとしたら、
転生してるかもと、思いながらも、
厚かましく、
寝る前に、
手を合わせてる。
いつもお願いばかりで、ごめんね。
見守ってくれて、
本当に、感謝してます。
ありがとう。
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